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2015年6月23日 (火)

生月からのお客さま

https://www.youtube.com/watch?v=87cHLrXVeUM

ダンジクさまとは、小さな祠のことです。
弥市兵衛とその妻マリア、こどものジュアンが暖竹の
中に隠れていたところを、こどもが泣いたために見つかり、
殺されました。祭壇のレリーフは家族の殉教の有様です。

************

14日(日)、教会に素晴らしいご家族がおいでになりました。
いかにも実直、正直、誠実そのままのご家族4人。
60代くらいのご夫妻と教師をしておられるという
40代くらいのご夫婦。


東京から来たということでしたが、
教会にはかつてお世話になった矢野神父さまにお会いして
お礼を申し上げようと寄ったということでした。
矢野神父さまが子供の教育の大切さを懇々と言われたけれど、
それを教訓とした結果、子供たちは立派に育ちました。
そのお礼をかねて教会に来ました。・・・ということでした。


ミサの後、お急ぎのところをちょっとだけお茶にお誘いして、
ご一家と話すうちに、このご一家は
生月の隠れキリシタンの8代目ということでした。
この方の血の中に8代の隠れキリシタンの血が流れている。
そのことに畏敬の念をもったことと、
書物ではなく事実としての隠れキリシタンに触れた思いでした。


ご一家は今はカトリックになられたのですが。
「まだ生月には隠れキリシタンがいますよ。
もう出ても首を切られることはないのですが・・」
と笑いながらおっしゃっていましたが。
教会の聖歌隊のリーダーはさすがです。耳が鋭いです。
ミサ中テノールの素晴らしい声が聞こえてきたので
誰だろうと思ったそうです。
それは今日のお客さまでした。


そのことを言うと、
「生月の人で古い人はこんなことを言うのですよ。
イエス様がお生まれになってどれくらいになったんですか?」
「2015年ですよ」
「じゃ、2015歳ですか。ずいぶん御歳ですね。
大きな声で歌わないと聞こえませんね。」と。
だから、生月の方は大きな声で歌うので、
私の声もそれで大きくなったのです。」と。
有名な世界的女性の指揮者西本智美さんは生月の出生だそうです。
彼女もまた隠れキリシタンの子孫です。


「あなたは喜んで命をかけるものを持っていますか?」と問われて、
どれだけの人が応えられるでしょう。
そんなことを自分自身にも問いたい気持ちでした。
最近では滅多に会えない、質朴な、堅実な謙遜な、
そして何より優しいご家族でした。


2015年6月23日

 

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