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2015年7月14日 (火)

蓮の花

https://www.youtube.com/watch?v=b4st9QN7waw

ちょうど、この映像のようなハス池でした。

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蓮の花は私の大好きな花です。
蓮の花は早朝に開くといいます。
朝10時頃からは閉じてしまうといいます。
思い切って、朝9時出発です。
朝起きは教会に行くようになって、
それほど苦にはならなくなりました。
場所は万博のハス池です。


こんなに早くもうカメラマン?・・お年寄りの男性群がぞろぞろ。
重いカメラを担いで、数十人もいても互いの会話もなし。
我こそ一番の花を撮ってやるぞとばかり、意気盛んです。
女性の老カメラマンも少しばかり。
しかし、まあ、私も含めて何と老人の多いことか。
朝は特にすごい。
蓮の花は今一番の美しさを見せてくれました。
どうしてこんなに美しいのでしょうか。
緑の大きな皿のような葉の上に、
また葉に隠れるようにしてそっと咲いている。
その気品と豪華さは隠れようもない女性でいえば高貴な麗人のようです。


この日はとても気温の高い日、
外にいるとみるみる身体が熱くなってくるので、
ハス池の真ん中にある休憩所に座っていると、
すっーと涼しい風がほほを撫でていきます。
万博の広いハス池を見ながら、
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の冒頭の言葉が思い出されました。


「ある日の事でございます。御釈迦さまは極楽のふちを、
ひとりでぶらぶらお歩きになっていらっしゃいました。
池の中に咲いている蓮の花は、みんな玉のようにまっ白で、
そのまん中にある金色の蕊からは、
何ともいえない好い匂が絶え間なくあたりへ溢れております。
極楽はちょうど朝なのでございましょう。」岩波文庫「蜘蛛の糸」より


実にこのような雰囲気で、
蓮池の上を見えない香気がただよっているようでした。
蓮の花を手にとって匂いを嗅いでみました。
華やかな匂いではなく、お寺で焚かれる抹香のような、
非常に香しい品のある匂いでした。
ここは仏教的にいえば極楽、
では蓮池の濁った池の下には地獄があるのでしょうか。
カンダタは今も苦しんでいるでしょうか。
まだ極楽へ上がりたいと願っているでしょうか。


天国や極楽があるならば、地獄もあるはずでしょう。
物はすべて相対的であり、それによって秩序が保たれるのですから。
ひととき、優しいそよ風に吹かれながら、考えにふけったことでした。

2015年7月14日

 

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