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2015年11月 4日 (水)

里帰り?・・・・・・千里山教会(プロテスタント)へ

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単立千里山基督教会

車で行けば、10分。仮令歩いたとしても一里の距離。
1時間であるけれど、遠ざかるということは
外国位の感覚の遠さになるのです。
けれども、お世話になった人たちのことを思い出していたら、
どうしても千里山教会に行きつくのです。


この教会は夫の母教会であり、私たち夫婦が結婚式をあげた所です。
長女の誕生を心から祝ってくださった牧師と教会員の方々。
公私あらゆる面で数えきれないほどお世話になったことが思い出され、
私は意を決して行って見ることにしました。
35年振りの里帰りのような教会です。
家から40分、駅周辺はかなり変化していましたが、
教会の美しい姿はそのまま、・・・今日は近道ではなく、
正面から入っていきました。


玄関で「Kさんはおられますか」というと、
すぐに礼拝堂の後ろにいたKさんの所へ案内されました。
「・・・・・Sです」というと、驚いたような顔をして、
けれど私がわかったようでした。
目鼻立ちの整った美しい人でしたが、
その面影は変わりなく、80歳にはとても見えませんでした。
35年の歳月が一瞬のうちに飛び去り、胸がいっぱいになりました。


この千里山教会の創始者河邉牧師は
クリスチャンが教派を超えて集える教会を作ろうとして
あえて単立としたのでした。
50年以上前に、吹田カトリック教会とこの千里山教会で
合同の礼拝を実現した方です。
それほど新しい感覚の牧師でした。
今私はカトリック教徒として、この教会に来たのですから、
不思議な縁を感じます。
今はその独立性を保ちつつ、ルーテル派の教会から牧師を招いています。


Kさんと話しているとすぐに礼拝が始まりました。
今日は召天者記念日であり、また聖餐の日でした。
千里山の教会は一見カトリックかと思うほどの、
いえそれ以上の格式と品と荘厳さをもった建物であり、内部もそうです。
祭壇の上には大きなローソクに灯がともされ、
白いガウンを着た聖歌隊が上段に座り、
牧師様はカトリックのように白い祭服を着て、
説教壇には美しい装飾の布が垂れ、
正面は大きな十字架とヤコブの梯子のようなものから
光が差し込んできます。


礼拝堂内部はちょうど祈りのとき手を合わせるような構図になっています。
非常に美しいです。
50年以上もたつのに礼拝堂、ロビーに敷き詰められた紫の絨毯は
人々の土足にもめげず、光沢を帯びています。
何も変わっていません。
35年前と同じです。
カトリックにはない両聖餐に与りました。感激でした。


礼拝が終わり、懐かしい人々の名前を言うと
Kさんは捜して、会わせてくれました。
両手をあげて近づく人、固く手を握ってくれる人、
まだまだ昔の人が健在でした。
亡くなった人もいたけれど、
現役で教会奉仕をしている人はかなりいました。
温かい気持ちが伝わってきました。
ある面では放蕩息子のような私なのに、笑顔いっぱいで、
ついこの間別れたかのように、迎えてくださいました。


いろいろお世話になったことを思い出しました。
夫が青年時代からの友人たちと小さな部屋で話しました。
恩ある河邉牧師は私たちが教会を出たあと、
2年後にガンでなくなられました。
まるで私たちが痛手を与えたかのようでした。
「申し訳ありませんでした。先生のご愛に報いることなく、
辛い思いをさせてしまったことを。沢山、沢山お世話になりました。」


私は千里山教会を後にしました。
許されるなら、いつかまた来たいと思いながら・・・



2015年11月4日

 

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