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2016年1月27日 (水)

高山右近 福者に

https://www.youtube.com/watch?v=6QTrKEwqUZk

列福祈願マニラ公式巡礼の旅

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*高山右近は現在の豊能町で生まれ、高槻城主でありましたが、秀吉のバテレン追放令で信仰のために領地を失い、前田利家の庇護のもとに20数年平穏に過ごし、その後家康の禁教令で国外追放(マニラ)になり、彼の地で没しています。マニラ市で盛大な葬儀が行われました。


24日(日)のミサで神父さまは報告されました。
「高山右近の福者がバチカンで認定されました。
これは日本のカトリックにとってとても大きなことです。
来年は大阪で列福式典が行われるでしょう。
もしかしたら教皇さま(法王)が来られるかも?
そうなったら、大阪は大変になるでしょう」と満面の笑みを浮かべながら、
嬉しくってしょうがないという顔をされました。
ちなみにこの神父さまは、スペイン人です。


私がカトリックに行った2年前にも、
多くの方が一生懸命バチカンに嘆願に出かけられ、
願いつづけ、祈り続けられていました。
あちこちで集会も催され、熱い祈りがささげられていました。
私はキリシタン大名として高山右近の名前は
細川ガラシャとともに知っていましたが、
プロテスタントで育ったこともあって、
キリシタンのことやカトリックのことはあまり興味がなく、
やはり異なった人たちとして敬遠していたこともありました。
それにマリアや聖人が像や絵に描かれ、
それを崇拝の対象としていることにやはり違和感をもっていました。


が、フロイスの「日本史」を読んでいるうち、高山右近がいなかったら、
キリシタンはあれほど増えることはなかったと思うようになりました。
殆どのキリシタン大名は右近によって入信したからです。
遠藤周作が右近は小説にも書けない。
あまりにも立派過ぎるからと言っていますが、
右近の生き方はどの方面から見ても、まっすぐであり、
裏も表もなく、まさに神を愛し、従った人生であったと思います。


右近の本も読みましたが、立派すぎて、
足元にも及ばない怠け者の私は、ただただ恥じ入るばかりです。
バチカンに認められるのは当然のことでしょう。
高山右近列福運動推進委員会の委員長でもある川邨裕明神父のおことばです。
「金や名誉のためばかりではなく、
もっと違う生き方があることを私たちに教えてくれる」と。
来年の大阪での列福式にはぜひ参加したいものです。



また、右近は当時のローマ法王シスト5世から書簡を受け取っています。
右近が30代の時で、秀吉によって領地没収、追放されたときです。


「私の愛する子 ユスト高山右近殿へ 

 私の愛する子であるあなたに、私の挨拶と教皇の祝福を贈ります。
神を敬い心から仕えるキリスト者は、いさぎよくこの世での務めを捨て、
またこの世の富に頼らず、苦しみを主から与えられた恵みとして受け入れ、
聖性への道を全うしようとします。
あなたはその模範を本当によく示してくれました。
追放という身分から逃げ出すことなく、築きあげたすべての富を失っても、
毅然として、神を信じて生きる態度は揺らぐことはありません。
あなたは神への義のために、あらゆる欠乏の中で、
信仰、希望、愛を育んできました。
キリストの教えは、
見た目には命が軽んじられるような殉教という証によって広められてきました。
あなたは追放という境遇を通して、そのことを本当によく示しています。
 主の栄光のために、また、あなたとあなたの国の人々の救いのために、
最期まで忠実に自分をささげつくすことのできるキリスト者は、
すでに天の国の栄光を約束されています。
あなたの証はその模範です。
私はこうしたあなたの信仰と証を本当に喜び、
心からの賛辞と教皇の祝福を送ります。
・・・・・・・・滅びることのない天の国の富は、
あなたが地上で取り上げられ、失った富とは比べものになりません。
揺るぐことのない信念を盾に、情熱的な愛を剣にして、
あなたは天の国の富を得ることになるでしょう。

  
1590年4月24日 教皇在職5年目 ローマ聖ペトロ聖堂の傍らにて
                     教皇シスト5世  「ユスト高山右近 古巣馨著 ドン・ボスコ社より」

***************

 

右近にとって、教皇からの手紙は
どれほどの支えになっていたかは測り知れません。
あの激動の明日もわからぬ時代に、信仰に生きた人々を思い、
学ばされること多いです。

いつの世もある面では試練多き時代であり(その内容が異なっているだけで)、
思いは天上に向けて、足は地につけて
いつか終わる人生を正直に生きていきたいと思います。



2016年1月27日

 

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