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2016年5月27日 (金)

第45回日本伝統工芸近畿展へ

藤野聖子さんの作品「春光万華」です
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久しぶりの京都です。
今日は私たち夫婦にとってはとても珍しい展覧会への出席です。
知人のFさんから招待券をいただいたので、
日本文化に触れて勉強するのもいいと、
本当に久しぶりの京都にでかけました。
やはり京都はちがいますね。
駅の雰囲気もまったく違います。
何かおっとりして・・・京都は日本人の心の故郷だなと思います。
駅にあるガラスの陳列台には
高価な美しいきものがまるで花々のように飾られています。
美しい・・雅・・優雅・・たおやか・・・華麗・・言葉がないほどに美しい。
外国人の方もうっとり・・・


会場は高島屋です。
Fさんはもう30年も截金(きりかね)というなかなかお目にかかれないような
日本芸術の作品創作に精進して来た方で、
この度「大阪府教育委員会賞」を受けられたのです。
260人ほどの作品の中から13名の方が受賞されました。
Fさんの玉手箱の暖かい陽だまりのような柔らかい金色の色は
他の作品中でも輝いていました。
Fさんの心の中そのままだと思いました。


受賞者は10分ほど作品について説明するのですが、
司会者の質問「これからはどんな作品を作っていきたいですか?」
に答えて、「作品を見てほっとしてもらえること、
そういう優しい、暖かいものを作りたい」と答えていました。
なお、作品の正式名は・・截金飾筥「春光万華」です。


F
さんは飾らない、質素な、暖かいく優しい人です。
善人とはこの人のことだといつも思います。
人柄がそのまま作品を表しています。
また着物の作品が20枚ほどありましたが、きものは絵画ですね。
女性が着ている姿も美しいですが、
こうして掛けてあるだけで、絵を見ているようです。
外国の方が憧れるのも頷けます。
着物の柄、生地は作品を作る人の心が表れているのですね。
他の螺鈿、人形、陶器など、
どれも品がよくて、美しくて、清楚でそれでいて華麗で
じっと見ているとやはり日本文化の静謐という面をどの作品も表していました。
作品の中に精神が入っている・・・
日本文化再認識の旅でした。


京都の温度は33度。折角京都に来たのですが、
老いた夫婦には会場を出て、
他の場所へいくどころか鴨川に行くのが精いっぱいでした。
鴨川の畔で腰を下ろし、川面を眺めてしばし安らぎの時を持ちました。
風が爽やかで、鷺が時間をかけて魚取して・・
「何も急ぐことないでしょう。ゆっくりしたら・・・」といわれているようでした。


*截金・・・金・銀・銅・錫の箔または薄板を線状または三角・四角などに細かく切り、

 これを貼付して種々の文様を施す技法。

 絵画・経典・仏像の装飾には箔を、蒔絵に施す場合は薄板を用いる。(広辞苑より)

  2016年5月27日

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