« 天国と地獄について | トップページ | ダリ展へ行きました »

2016年8月24日 (水)

被昇天祭

*7世紀の初めから東方教会で、8月15日に、
 マリアが死に眠りについたことを記念する祝日が祝われるようになった。
 西方教会では中世になってからも
 マリアに身体的被昇天に関して賛否両論があったが、
 16世紀になると認められるようになり、
 8月15日はマリアの祝日となった。
 マリアが神に向かって旅する人々を励ます「希望の星」として
 神によって人類に与えられたということを意味している。
    (カトリック大辞典より)


**********

8月15日は日本にとっては決して忘れられない日、終戦の日であります。
新聞もテレビもニュースはそれを大きく報道します。
今年はそれにオリンピックが重なって、
少し記事が小さくなったような感じですが、
それでもこの日はいろいろな意味で深く思う日ではないかと思います。
カトリックに入るまでは15日は終戦の日だったのですが、
カトリックの三大祭の一つとして、
聖母マリアの被昇天祭があったのだと知ることになりました。


この祭りはが正式に宣言されたのは1950年ピウス12世によってです。
「マリアがその地上の生活を終えたあと
、肉身と霊魂とともに天の栄光に上げられたことは、
神によって啓示された真理である」と宣言されたのです。
これに対して東方教会ではマリアを崇拝しているものの
ローマ教皇の一方的な教理宣言に遺憾を表明しました。
またプロテスタントの諸派は聖書に書かれていない説が
教理として宣伝されたことに対して
強い反対を表明しました。(カトリック大辞典より)


という経過があるのですが、理由はともあれ、
聖母マリアを称えるだけあって、普段のミサとちがって
優しい雰囲気のローソク、ばらの花、喜びの歌、そして踊り等、
いつもの敬虔、静謐といった雰囲気とはまたちがった祭儀です。
これはやはりカトリック独特のお祭りであり、
カトリックでなければ味わえないのかもしれません。
信者は深い理屈など考えず、
マリア様の生き方を称え尊崇しているにすぎません。
カトリックにはシスターがいますが、祈りの対象は男性である神様であり、
仕える方々も男性中心の世界です。
その中にあって、マリアさまの日になると(5月もそうですが)、
神父さまの顔も和らいで、いつもより優しくなるようです。


きれいでしたよ。
外国のきれいな女性の歌と踊り、スペイン風の歌と踊り。
いつもの聖堂はにわかに華やぎ、
聞きなれない大太鼓(外国の)や竹を使った楽器、
そしていつものオルガンではなく、終始ギターの見事な伴奏、奏楽。
どなたの演奏かはわかりません。
後方で演奏しているので。
聖書朗読も祈りも日本語、スペイン語、英語、インドネシア語で行われ、
外国の方ともこうして同じ気持ちなることに幸せを感じたことでした。


「プロテスタントから来ました」というと、
神父さまはたいていこのマリア信心に対して、敏感に反応されます。
聞きもしないのに「マリアを拝んでいるのではありません。
崇拝しているのです」と言われます。
プロテスタントと様々な面で協力するようになって、
かなりマリア信仰はプロテスタント側から
攻撃されているのかなと思ったりしたことです。


*カトリック大辞典にこうあります。マリア崇敬は
 古代の女神崇拝から変容したものではないかとの指摘が
 一部の学者からなされている。
 命を育て、人々を温かく見守ると信じられていた
 女神たちへの信心に満ちていた宗教的願望が、
 キリスト者の場合、マリア崇敬によって満たされたというのは事実であろう。


科学が高度に発達し、また考古学的にも聖書の遺跡が発見されたりして、
聖書の教えも科学的、歴史的視点から学ぶ時代になってきました。
「見ないのに信じる人は、幸いである」ヨハネ20:29と・・・・にありますが、
信仰とは見ないで信じるということが大切な面でもありますが、
今の時代その裏付けも、立証も信仰を強めるためには必要でもあります。
事実を確認し、その中に深いものをくみ取っていくことが大切であろうと思います。
火星に向かって人間が飛び立つ日が来るかもしれない科学の進んだ時代、
信仰とは時代とともに生きていくものだと思うのです。
その中で意味を汲み取りながら・・・

2016年8月24日

« 天国と地獄について | トップページ | ダリ展へ行きました »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1880059/67161837

この記事へのトラックバック一覧です: 被昇天祭:

« 天国と地獄について | トップページ | ダリ展へ行きました »