« 学ばなければわからない | トップページ | がらしあまつり »

2016年10月30日 (日)

長尾和宏先生の講演会へ

長尾先生の紹介です

尊厳死協会からのお誘いで、
長尾先生の講演会を聞きに隣の市まで行きました。
夫は昨日晩故郷山形から遅く帰ったばかりで疲れているのに、
「行こうよ」といってくれます。
やはり一人で行くより二人の方が楽しいです。
長尾先生のお話を聴きに行くのはこれで3回目です。
先生は現在、忙しくなられて講演会は断っておられるそうです。
その先生の貴重なお話をいそいそと聴きに行きました。


テーマは「がん患者さんが自宅で生きるためには」です。
がんになる人は二人に一人で、これはもう誰でもなるということらしいです。
家で死にたいとは多くの人が望んでいることであるけれど、
なかなかそのようにはならないのが現実らしいですが。
長尾先生は患者さんを最後まで
生活の場から切り離さないことを望んでおられました。
がんは死ぬ一週間前まで、いいえその直前まで
通常と同じように生活できるのだと、
数々の事例をスライドや映像を見せて教えて下さいました。


けれどこれは普段からよく考えておかないと、
いざというとき、かかりつけの医師に
自分の希望を的確に言えないものだそうです。
すべて医師任せにしていて、あとで悔やんでも、
医師に責任転嫁しても仕方ありません。
がんになったら、どうするか?
ただ年寄はがんは進みにくいので、
あわてないで共存していくということが大切であるようです。
あまり過度な治療は勧められませんでした。


私もがんになるかもしれない。・・・そのときどういう生き方をするのか。
できるだけ家にいて、在宅でできる治療をしていく。
お金と相談しながらですが。
助けとなるものを利用していく。
そしてどうしようもなくなったら、ホスピスに入る。
幸いに車で20分から30分くらいのところに
ホスピスのある病院があるので、そこに入れてもらう。
そこで最後を迎えるとしましょう。・・・と、
私ががんになったということを想定して考えてみたことでした。
延命治療が嫌なので30年前から尊厳死協会に入っています。


500人の会場がいっぱいでした。
休憩時間もないびっしりの2時間でした。
みなさん、どうやって死ぬかということは切実なる課題なのです。
誰にも平等にやってくる最後の旅です。
普段からきちんと考えておくようにしなければということでした。
自分はいったいどうして欲しいのかと・・・回りの人、
特に家族に言っておかなければならないといわれました。
日本は個人の意思より家族の意思が尊重される国だということです。
こんなに物事が進んでいるのに、
「個人」という考えはまだ未発達なのでしょうか。


一年間で亡くなる人は
160万~170万人で、5%は突然死ということです。
死は必ず来るのですね。
団塊の世代が一斉に老人になる頃、
病院に入れない人は40万人になり、
介護の場は在宅か施設になりそうです。
施設が最後の看取りをするようになるかもしれません。
いずれにしても大量老人時代を迎えて、
自分の最後をしっかり考えておく必要がありそうです。


長尾先生は現在58歳とのこと。
若々しく、50歳くらいに見えました。
「病気の9割は歩くだけで治る」をお書きになった先生です。
きびきびとして、足取り軽く、お疲れもなく会場を後にされました。
尊厳死協会ともかかわっておられるので、またお会いすることもあるでしょう。



2016年10月30日記す

« 学ばなければわからない | トップページ | がらしあまつり »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1880059/68182837

この記事へのトラックバック一覧です: 長尾和宏先生の講演会へ:

« 学ばなければわからない | トップページ | がらしあまつり »

無料ブログはココログ