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2017年1月20日 (金)

琴と尺八

https://www.youtube.com/watch?v=Yrgc8ZIjII0

永廣孝山師の尺八と琴です
すばらしかったです

今日(13日)は一年に一回の室内の排水管の清掃の日です。
演奏会の時間と殆どかち合うので
行くのはあきらめていましたが、「行こうよ」と夫。
今までは私の方が行きましょうと言うのですが、
最近は俄然積極的になった夫の方から「行こうよ」と言います。
22日で77歳になる夫の精神年齢は
ますます若さを取り戻したようです。


ということで何とかなると、急いで帰ればいいということで、
「琴と尺八」の邦楽を聴きに行きました。
早めに行ったので前から2番目。
今日の尺八と琴の演奏者はプロ中のプロ。
気構えも最初から違います。
和服姿と和楽器はやはり合いますね。
新春を飾るに相応しい宮城道雄の春の海からの始まりです。


琴の音を聴くとどうしても亡き母を思ってしまいます。
母の形見の琴と琴爪を私は母であるかのように愛でていました。
琴は続けなかったけれど、あの琴をもう一度抱きしめたいと思いますが。
奏者の手の動きを今日はじっと見ていました。
前の席だったので、琴をつま弾く手の動きがよくわかるのです。
琴は優しい楽器に思えますが、指先の力が必要です。
そして両手を使います。
母の琴爪は人間の指の爪の形をした象牙でした。
今は白い親指の爪ほどの四角な形をした爪です。
やはり象牙でできているのでしょうか。


琴は絶えず音を調整する必要があり、
一曲ごと、または演奏中も13弦や17弦の琴の音を調整していました。
すごく敏感な楽器です。
尺八と琴の合うこと。どんなジャンルの曲でも弾けますが
やはり日本の歌はしっくりきます。
尺八でインカのコンドルは飛んでいくを聴きましたが、
尺八の音はぴったりです。
アンデスの空に向かって吹いても、違和感はありません。


夫、感激して涙が出たとのこと。
私も日本人としての琴線が震えたような気持ちでした。
どの民族にも民族としての魂がありますが、
それが揺り動かされるのを感じたことです。
音楽は心を揺さぶります。
言葉はなくても、五感を揺さぶります。


とにかく強く、優しく、優雅で、誇り高い・・・
日本の楽器には殆ど宗教性というか、精神性が共にあるというのか、
冗談では弾けないような雰囲気があります。
その楽器を前にすると、膝を正しくしなければならないように。
太鼓、琴、尺八、笙、笛など、よくわかりませんが、
音楽とは神前に捧げるものだったのでしょうか。
すばらしいひと時が終わって、慌てて家に帰りました。
排水管の掃除に間に合いました。


*尺八演奏者は永廣孝山師 都山流 文科科学大臣賞3度受賞

 13弦箏奏者 太田道嶺師 

 17弦箏奏者 清水真知子師でした。


2017年1月20日

 

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