« オランダのゲルマンさん | トップページ | 新しい転換へ »

2017年2月11日 (土)

倒れたご婦人

今日も風吹く寒い日でした。
最近私も外を歩くとき意識して歩くようになりました。
転んで頭を打ったり、骨を折ったりするからです。
「年取ってから転ぶことはくれぐれも注意しなければ」とあります。
年を取るとこれが認知症の原因にもなるらしいです。
今日(6日)いつものように千中に買い物に行って、
エスカレーターーに乗ろうとしてふと後ろを見ると
数人の人が集まっていて、
その足下にグレーのコートを着た人が横たわっています。


どうしたのかと近づいてみると、
ショッピングカーをもった70代後半らしき婦人が倒れていました。
震える手に血が飛び散っています。
どうも倒れるときコンクリートに頭をぶつけたようです。
私の他に若い子供連れの奥さん、かなり年配の老婦人、
そして50前後のきびきびした女性が側にいました。
・・救急車は誰かが呼んだようです。


50前後の頭の回転の速い女性は看護師さんらしく、
倒れたままの婦人を起こそうとはしませんでした。
頭を少し持ち上げてあげて、
不安と痛みにある倒れた婦人にずっと語りかけていました。
・・「家族の人に連絡とれないの?携帯はないの?」
と看護師さんが聞くとうっすらと目を開けて、
ショッピングカーを震える手で指示していました。
私は何もできないまま、いっしょに救急車を待っていました。


日本の救急車はやはりすごいです。
到着して5分も経たないで、さっさと婦人をベッドに乗せて、
それもベッドを起こした状態で、急いで走って行ってしまいました。
それから、倒れた婦人のショッピングカーもきちんと乗せて・・
周囲にいた数人の人たちは隊員に向かって「お願いします」と言っています。
まるで自分の知り合いのように。
他人のことなのに、自分のことのように。


私は他人のこととして見れませんでした。
どこで思わないときに、倒れるかもしれないのだと、
自分のこととして見てしまいました。
千中で倒れた人を何回も見ているからです。
車いすごと横転してそのまま横倒しになっていた老婦人、
エスカレーターからショッピングカーごと下まで落ちて
血を出して倒れていたやはり老婦人、
転んだのか道路に血を出して蹲っていた年配の男性など
・・・その他知り合いの人も。


「急に倒れちゃったの!三か月の入院よ」とか言っています。
やはり80代前後が多いですね。
そうなるのでしょうか。
明日は我が身、毎日のように救急車が走っています。
他人事とは思えなくなりました。
でも日本人は優しい。
必ず心をこめて世話をしてくれる人がいる。


今日の名も知らない看護師さん。素晴らしかったです。


2017年2月11日記す

« オランダのゲルマンさん | トップページ | 新しい転換へ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1880059/69562439

この記事へのトラックバック一覧です: 倒れたご婦人:

« オランダのゲルマンさん | トップページ | 新しい転換へ »