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2017年6月11日 (日)

マインドフルネス

「マインドフルネス」という言葉自体聞いたことも、
見たこともありませんでした。
ただグーグルが、禅の科学的応用を研究し、
その部署まで作り、社員が仕事を始める前、
一分間瞑想を実践させているということは
何かで読んで知っていましたが。


今まで書店にはその関係の本は並んでいたでしょうが、
関心のない私はそのコーナーにはいきませんでした。
ところがある日、どういう思い付きなのかそのコーナーに行き、
ある本を手に取りました。
それは「26枚の絵画に学ぶ幸せに生きる方法」と表紙に書いてあって、
26枚の絵が出ていたからでした。


本を開いてみて、
一番最初の序章にある絵に強烈に引き付けられました。
私の求める世界を見事に表していたからです。
それは光の画家レンブラントの描いた「哲学者の瞑想」というものでした。
・・・部屋の中に一人の哲学者が目を閉じて静かに座っている。
本は机の上に広げられたまま、
哲学者は何かをじっと考えているような・・・
窓からは太陽の黄金の光が差し込んでいる。
部屋の中では老女がかきたてる暖炉の火が部屋を暖めている。
絵全体が光に包まれている。
じっと見ていると、本物の絵画ではないけれど、
その光の絵の中に吸い込まれるような神秘的な感じさえしたのでした。


早速本を買って・・
表紙の題名は「はじめてのマインドフルネス」でした。
そしてその日から毎日、数ページ読むようにしました。
絵が素晴らしいのです。
26枚の絵を見て、文章を読んでいると、
私自身知らないで少しは実践してきていたことが、
はっきりと明確な形で、証明されたようでした。
・・ああ、やはりそうであったか
・・これは内奥に繋がる教え
・・・科学と禅がわかりやすい方法をとって、
示されているように思いました。
この本にも「マインドフルネス」とは、
仏教の瞑想をもとにつくられた
心のトレーニングであると書かれています。


本の中で「マインドフルネス」という箇所に下記のようにあります。

・・もしあなたが、追い立てられるようにせわしなく何かをしつづけているなら、
あるいは不安にとらわれたり、怒りに駆られたりしているなら、
少し立ち止まってみてほしい。
そして、「今、ここに存在している」ということを意識してほしい。
「今」を意識して生きるーー
それが(マインドフルネス)に生きるということである。
たったそれだけ?と思うかもしれない。
しかし、たったそれだけのことを日々意識し、
積み重ねていくだけで、やがて重荷を下ろしたように
楽な気持ちで生きられるようになるだろう。
それはつまり、過去や未来にとらわれていた心が解放され、
自分を縛っていた「現実」を
違う目でとらえることができるようになるということである。
(13-14ページ)

この本を読み始めてもう一か月以上になるように思うけれど、
ほんの少し読み、絵をじっと眺めていると、
確実に自分の中に変化が起こっていることを感じます。
「今を生きる」ということが観念ではなく、
小さな実践となって自分でも自覚できることとして
自然に表れるようになる・・
そういう体験をし始めています。
絵はすごい力を持っているとあらためて思いました。
この本が名画を使用しているということもあるでしょうが・・・


「今を生きる」「あるがままに」という言葉は聞きなれた言葉として、
客観的にしか受け取れませんでしたが、
毎日この言葉を自分に言い聞かせて生きると、
確かに生活に変化が来ます。
心が落ち着くのでしょうか。


この「はじめてのマインドフルネス」の著者はフランスで
人気の精神科医のクリストフ・アンドレという方です。
フランスでは40万部以上のベストセラーになっているそうです。
絵もすばらしいですが、クリストフ医師の文章は
人の気持ちを優しく包みます。
見事な文章です。


いつもの通り、夫婦で2冊買って、
それぞれが毎日言葉をかみしめ、絵に見入っています。
絵と言葉・・深く深く、自分の内部に入っていくようです。
「今を生きる」・・・私の日々の言葉としています。


2017年6月11日

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