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2017年6月 3日 (土)

足場鳶の仕事

前にも我がマンションの大規模修繕工事のことを書きましたが、
めったに見られないとび職人の特に目にした「足場鳶」の人たちのことを
是非書いておかなくてはと思って・・
足場鳶の人たちのことを「現場の華」ともいうそうです。


高所の作業は危険と隣り合わせですが、
そのスーイ、スーイと飛ぶように動く人たちのことを
まさに華として、形容したのでしょう。
さもあらんと思います。
日本の鳶職の人たちの技術は世界でも自慢できるものかもしれません。
そしてあの独特の衣装。日本人の美意識も感じます。


私は家の中にいて、
組み立てられた足場がどのように解体されていくか眺めていました。
すだれを下して暗くしているので、外部からは見えません。
とび職人さんたちの貴重な働きの瞬間を
すぐ目の前で見せていただきました。
言葉にならないくらい、見事な仕事振りでした。
足場は組み立てるよりも、解体の方が更に難しいと思われます。
少しのミスも許されない仕事、緊張を強いられる仕事、
けれども誇りを持っているんだなと、
とび職さんたちに近くで接して感じたことでした。


エレベーター内でもよく会いましたが、皆さんやはり若い方ばかり。
会うと真っ白い歯を見せて「今日は」と言ってくれます。
ときには腰の周囲に金属のカギ様のようなものを沢山ぶら下げているので、
「ガンマンみたいね」というと、
「よくそう言われます」と嬉しそうにしてました。
20種類ほどの道具は5キロくらいになるのですって。
命綱をつけて、お互い掛け声をあげて、
重い鉄パイプを一本一本、外して肩に担ぎ、
足場特有の通路をどんな高い所でも、全く普通の道のようにして、
さっさとパイプを下す場所まで行きます。
それを何度も繰り返すのですが、
パイプを外す順番のミスは許されないでしょうね。
間違えたら足元がぐらぐらして、大変なことになりますから。


相方の若い鳶の人が何度も「すみません」と言ってました。
ミスは許されないのでしょう。
先輩格の人は緊張を和らげるように、冗談をいいながら、
たわいない会話を入れながら、仕事を進めていました。
鉄パイプは一本づつ、上から垂らしたロープで吊り下げ、
下まで一気にズドンと落とします。
下でそれを受け止めた人は、すぐパイプを器用に整理し、
次に使用できる体制にしておきます。
この連携作用は、見事です。無駄がありません。
それを何度も何度も繰り返すのです。
みるみるうちに足場は解体されていきました。


三か月間、網に覆われていた不自由さに
愚痴の一つもいいたくなったことでしたが、
こうきれいに取り払われてみると、何となく寂しさも感じます。
天邪鬼もいいところです。
私のマンションはAからKまであり、
3000人が暮らす大マンションです。
工事は来年まで続いていきますが、私の棟は今月で終わり。


次の修理は12先でしょうか。
大修理か建て替えか私のマンションも大きな問題をかかえるでしょう。
12年先、誰にもわかりません。
確かなことはこの豊かな緑に囲まれた大きなマンションは
45歳くらいになります。
かなりの年齢です。
45歳のマンションと73歳の私と・・・
年齢は違っても耐久年齢は同じでは?・・・
足場鳶さんが、解体を終えて去っていきます。
まさに鳶のように。
でもまだまだ他の棟で、20階位の上の方で、
平気な顔して作業してます。

**************

 足場鳶について、ネットで探したら、こんな説明がありました。
やはり、すごい仕事です。

 

足場とび

建設業界では、昔から「建設はとびに始まり、とびに終わる」と謳われ、高所を自在に動き回れることから「現場の華」とも称されてきた。とび職人はまず、どの業者よりも先に工事現場に入って仮囲い(現場の柵)を組み、タワークレーンを設置して建物の基礎となる鉄骨を建てる。目もくらむような地上数百メートルの高所でも他職が安全に工事できるよう、最初に足場を設置して作業場所を切り開くのも、とび職の役割だ。足場、鉄骨、重機をそれぞれのとび職人が適切に設置して初めて、他の職人は現場に入れる。つまり、とび職人がいなければ工事は始まらないし、とび職の仕事が充分でないと、その先の工程へは一歩たりと進めない。だから、「とびに始まり、とびに終わる」とまで言われるのだ。

*********

とび職人は見習いから始まり、先輩職人の厳しい指導を受けるのも日常茶飯だが、現場の安全と工事の成功を根本から支える責任はそれだけ大きく、重い。職人が自らの仕事に誇りとやりがいを見出すことができる理由の一つだろう。無事に竣工すれば、足場も、鉄骨も、重機も、とび職人が手がけた仕事は何一つ、目に見えるかたちでは残らない。だが、完成した建造物を見上げたとき、そこに何物にもかえがたい達成感と満足感を得るのだという。

 

そんなとび職人に求められる資質は、第一に根性と体力。精神的にも肉体的にも厳しい仕事だけに、この二つがなければ続かない。高所での作業は一瞬の油断も許されず、かといって、慎重に過ぎてははかどらないので、高い集中力と判断力、そもそも高所に対して恐怖心が弱いことも適性として重要になってくる。ただし、これは慣れの要素が大きく、極端な恐怖症でもない限りは克服できる条件といっていいだろう。

2017年6月3日記す

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