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2018年6月 9日 (土)

本、言葉の紹介 「カトリックの終末論」

今日のご紹介は、「カトリックの終末論」です。

里脇浅次郎著、聖母の騎士社(聖母文庫)発行 )P143
*アマゾンで入手できます。


自分の死後のことを何ら考えることなく、この世を謳歌し、
そうでなくても生きるのに精いっぱいで
そんなわけのわからないこと考えたくないと言う人も多いでしょう。
死は誰にでも来るけれど、考えたくないというのが普通かもしれません。
 わたしのように小さいときから、死を身近に考えていたものからは、
とても不思議ですが。


 この本に書かれていることは、
ヒルデガルトの終末とほぼ同じようなものです。
彼女は、その天界の有様を「見た。聞いた。」として書き、
細密画を多く残しています。
典礼や歌、細かいことは時代の流れで異なっていますが、
核心は同じです。


本書まえがきより、
P1~「何事をなすにも人生の終わりを思え、そうすれば罪を犯すことはない」
シラ書7―36

 終末論は、神学全体の結論である。あるいは、本論とも言える。
今次の公会議も、教会憲章の末尾に
次のように終末に関する伝統的な教えを要約し、再確認した。


1,
「私たちは地上の生活の一回限りの行程を終え」(48-4)死、
2,「各自生存中に行った善悪について報告するために、
 キリストの法廷に立ち」(同)(私審判)、
3,「善を行った人は主と共に婚宴に入り」(同)(楽園)、
4,「悪人は主を離れて、永遠の火に入り」(同)(地獄)、
5,「救い主イエズス・キリストの栄光の到来」(同)(再臨)、


6,
「善人は生命のために復活し、
 悪人は滅びのために復活する」(同)(死者の復活)、
7,「生者と死者を裁く」(現代45-2)(公審判)、
8,「世の終わり」(教会48-4)(世界の終局と一新)、
 とこれが本書の要約であり、1-8までの詳細が本文で述べられています。


そして、著者の言葉として、
「自分の死さえ体験することのできない私たちにとっては、
死後の世界は全くの謎である。
啓示されたことも、黙示的かつ比喩的な言葉で表されているので、
その実体がどのようなものか知ることができない。
しかし、実体の存在は信仰の光に照らして知ることができる。」とあります。


けれど、この神の深い謎は約900年前、
ヒルデガルトを通して明かされました。
今少しづつ、「道を知れ」の英語版を訳して、理解しようとしています。
神秘の謎が解きほぐされていきます。
ぼんやりとしていた、手ごたえのなかった信仰に
知性と理性と意志が加わっていくようです。
 何よりも、物事の善と悪がはっきりして来て、
やはり聖霊の働きと悪霊の働きを感じます。


ヒルデガルトの3部作のうちの2部、
「命を得るための書」と「神の業の書」もいつか読まなければと思っています。
 夫は同じものを、英語版、ドイツ語版、ラテン語版から読んでいますが、
私はよちよちと英語からのみです。



2018年6月9日

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