« No.274 死はある日突然に | トップページ | No.276 私の見習いたい人 »

2019年12月 3日 (火)

No.275東京ドーム5万人ミサ

P_20191125_153717P_20191125_153943

東京ドームミサです

 

Img0103 巨大なドームの下に密集した大勢の人、人、

遠くにいる人たちの顔などは、全くわからない。

この会場の中に入って30分以上たちました。・・・

次第、次第に小旗を持った人たちがそわそわと動き出す。

少しづつ、少しづつ、そして旗がちぎれんばかりに振られる。

5万人の人たちが同じ方向を一斉に見る。

その先に見えた・・ニュースでもよく見る教皇の特別オープンカーが、

そしてあの白い祭服を着た教皇が車の上で満面の笑顔で、

手を振りながら、ゆっくりと広いドームの中を動いている。

ときどき、子供たちを抱き上げ、キスをしながら。

祝福を与えながら、

打ち振る旗は休みなく、みな教皇の姿に大勢の視線は集注している。

約15分間。

 

この時、5万人全員がまるで一つになったかのように見え、こんなこともあり得るのだと感動しました。

もちろん、日本人カトリック教徒が一番多かったでしょうが、

何十か国もの人々が一つになったということに、一つの希望のもとに、

一つの信じるもののゆえに、一つになった(そう思えた)・・これは素晴らしい体験でした。

 

肌の色は様々、体つきも様々、年齢も赤子から老人まで、

その後ミサは1時間以上もありましたが、

この15分間ほど全員が一つ思いになったような気がした時はありませんでした。

天国とは、このようなところではないかと思いました。

2000年前、イエスを求めて、群衆が何千人も集まったと聖書にありますが、

そのときの有様が目に浮かぶようでした。

 

けれども、このドームに入るまでの警察の方々のご尽力。

その働きはすごいものでした。

まるで警察の方々に保護されているような、監視されているような、国をあげての警護でした。

拳銃をもった警察官が、どんな不信なものも見逃さないという決意のもとに、

本当に見事な働きでした。

身分証明書の提示、ボデイ検査は当たり前。

それだけは、2000年前のイエスさまのときとは、ちがいます。

イエス・キリストを守るものは、いませんでした。

 

スーパーカリスマ教皇さまの人気に触れながら、

ふとこの場所にイエスが立っておられたら、

私たちは気づくだろうかと変わり者の私は思いました。

ひょっとしたら、イエスさまは、隅の方に押しやられ、

誰にも気づかれないでそっと立っておられたのではないでしょうか。

*********

 

私には忘れられない一人の神父がいます。

私が39歳のとき、今から37年前、お別れしたU神父です。

私はカトリックの教会に一人で行っていて、公教要理を学んでいました。

一対一で教えてくださったのです。

そしてその途中半ばで、U神父は移動になり、

そのままお会いすることもなく、私もカトリックから離れました。

けれども、私は4年前、私だけでなく夫と公教要理を学んで、カトリックの洗礼を受けたのです。

U神父からの学びを別の神父によって学び、37年前からの空白が埋められたのです。

 

そのU神父にこの大ミサの後で、ホテルの夕食のとき、隣り合わせになりました。

U神父は大勢の中の一人に過ぎない私のことを覚えてはおられませんが、私にはすぐにわかりました。

お歳は80歳で、何度もの手術をした、あまり健康ではないなあと感じられる青い顔でした。

私は自分のことを説明しました。

そして感謝し、報告しました。

37年前のあのときの私は夫とカトリックに入りましたと。

 

今のカトリックは私の求めるカトリックとはかなり違います。

それでも私がカトリック教会を愛して通うのは、その根底にある柱は不変だからです。

2000年間、決して変わらない柱がある。

それをしっかり見て、理解し、握り締めて行くこと。

ときにはその柱は覆われて全く見えなくなりそう。

でもそれは存在します。

私の目がしっかりすればするほど、見えてきます。

輝くような美しい姿で・・・・

そして、このU神父も同じでした。とても、嬉しかった。

だから私は忘れることができなかったのです。

 

5万人ミサは、終わりました。

5万人にとって、またそれぞれのところへ帰ります。

同じ日の連続となるのか、新しい日となるのか、わかりません。

フランシスコ教皇さまのメッセージには、天に向かう希望はありませんでした。

 

2019年12月3日

 

« No.274 死はある日突然に | トップページ | No.276 私の見習いたい人 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。